大塚巧藝社
藝プロジェクト
『藝(ナリワイ)プロジェクト』とは
大塚巧藝社の『藝』は、『ゲイ』とは別に『ナリワイ』と読みます。
『藝』の字には、『植える』という意味が含まれます。
このプロジェクトをとおして、先人たちが築いてくれた『土』に新たな種を『植える』ことができればと願って作りました。
藝プロジェクト会員に方は月額500円(税別)にて
■ オンラインでの日本刀大鑑の閲覧
■ 大塚巧藝社オンラインサロン
にご参加いただけます。
最新情報
NEW
2020年6月1日
お 知らせ
大塚巧藝社 藝プロジェクト公式Webサイトを公開しました。
大塚巧藝社の成り立ち
大塚巧藝社の根底には、写真撮影があります。
弊社創業者の大塚稔は、写真家でした。
明治21年長野県で生まれた大塚稔は、12歳の時に上京し写真家を目指します。大正5年29歳の時には独立し大塚写真館を開業いたします。
その後、日本画家 横山大観先生との出会いをきっかけに『美術の大衆化』を目指し、大正8年に大塚巧藝社を創業します。
大塚巧藝社は、美術の大衆化を図るべく写真撮影の技術を生かし巧藝画という複製絵画の製作。日本美術院の出版物の発行。寺社仏閣の記念品製作などの仕事に発展させていきます。
左:横山大観 右:大塚稔
左・本間薫山 右・佐藤寒山
刀剣との関わりと
日本刀大鑑
刀剣関係の仕事として、昭和11年高島屋で開催された「名刀展覧会」があります。この展覧会は、総点数400点以上、そのうち半数が国宝、重要美術品という今では考えられない展覧会でした。(戦前基準)この「名刀展覧会」の刀剣撮影と図録作成を行ったのが弊社でした。
ドイツで撮影された刀剣写真の技術の高さに啓発され、若き日の並木武雄(2代目社長)が刀剣撮影の方法を新たに生み出し、今までにない出来栄えの写真と、その写真を使った図録を作り上げます。昭和41年に本間薫山先生・佐藤寒山先生監修のもと、大塚巧藝社創立50年を記念出版として図版を中心とした書籍「日本刀大鑑」が発刊されました。『将来にわたり考えられる名物帖』にしようという方針のもと、当時の国宝、重文、重美はもちろんのこと、重要刀剣になっていないものの中で、これから重要刀剣なるであろうものを含んで選定されています。これは、「後世に残す出版物」にしたいという強い意志のあらわれです。先生方の多大なるご指導と先輩社員のとてつもない努力のもとにできた出版物であるといえます。
藝プロジェクト
立ち上げ理由
日本刀大鑑を再販するという課題は以前から、社として感じていたことです。しかし再販するには、かなりのリスクと労力を要するのでなかなか踏み出せなかったのが事実です。今年に入りコロナウイルスの影響で大変な状況の中、弊社として少しでも皆様に喜ばれることをお届けしたい思い、日本刀大鑑をオンラインで閲覧できる環境を整えることを考えつきました。できる限り早く公開できる方法を採用した為、至らぬ点があるかもしれませんが、今後の課題として受け入れていただければという思いです。
また、今回の『藝プロジェクト』の一環として、『大塚巧藝社刀剣オンラインサロン』を立ち上げることにしました。先ほども記載させていただいたように、藝は「植える」という意味があります。先人の方々が作ってくれた「土」の上に新しい種を「植える」取組を皆様とご一緒に活動したいと考えております。サロン内で皆様と交流することによって、日本刀大鑑の公開とは別に新しい試みを企てていければと考えております。
是非とも、よろしくお願いいたします。
大塚巧藝社 佐藤 敬
プロジェクト会員特典
特典.1
特典.2
大塚巧藝社オンラインサロン
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刀剣関連仕事ののぞき見
刀剣撮影、鍛錬、刀剣の研ぎ、出版企画などの裏側を公開していきます。